【共闘ラボ考察｜2025年11月11日】“貢献短命化”の時代に何を守るか ― エヴァ15とヴァルヴレイヴ2の分岐点

市場環境（11月第2週時点）

市場全体は引き続き厳しい状況。
パチンコ・スロットともに遊技客数の減少トレンドが止まらず、
この「母数の減少」こそが新機種の貢献短命化を加速させる最大要因になっています。

新台導入直後の盛り上がりはあるものの、
客数の減少によりピーク維持が難しく、結果的に**“短期型ヒットの常態化”**が進行。

守るべきは“即効性”ではなく“持続性”

冷え込みが続く市場において、今注力すべきは**“瞬間の稼働”より“構造的な継続”**。

共闘ラボが注視する機種群は次のとおり：

• Pエヴァ15：年末の「eエヴァ17」への橋渡し機として最重要ポジション。

• デカヘソ e女神のカフェテラス：ライトミドル安定市場の中核ブランド。

• デカヘソ e一騎当千：遊びやすく再稼働力を持つ射幸設計。

• e東京喰種：L東京喰種とのPS連動で販促相乗効果を発揮。

これらはいずれも、“単体で動く機械”ではなく“市場構造に残る機械”。
「どう活かすか」ではなく、「どう残すか」を軸に育成を図る段階にあります。

スロット部門 ― ヴァルヴレイヴ2中心の再設計期

スロット市場では、L東京喰種が依然として安定軸。
その上で、Lヴァルヴレイヴ2が市場全体を牽引中です。

ヴァヴヴ2は稼働・売上ともに高水準を維持し、
20週クラスのポテンシャルを示していますが、
市場の人口減を踏まえると、前作ほどのロングヒットは見込みにくい状況。

したがって、営業的には：

• ヴァルヴレイヴ2を“主軸”に据えつつ、

• Lモンキーターンを再評価し、“中核補完機”としてのバランスを取る。

モンキーはユーザー層が広く、設定調整によるROI最適化が容易。
ヴァヴヴ偏重のリスクを吸収する“調整機能”として機能します。

貢献終了見込み機種 ― 入替サイクル短縮の象徴

新台群（e慶次・eルパンキャッツ・Lヴァルヴレイヴ2・L超電磁砲など）の登場により、
既存機の貢献終了が加速。
これは市場の縮小を象徴する**“入替スパン短縮”**の明確なサインです。

【11/10時点・貢献終了見込み】

• 1/199 PLTゴッドイーター199Ver（3週）

• 1/199 e聖戦士ダンバイン3GREA（5週）

• 1/100 Pルパン三世14L0YU1（7週）

• 1/399 eブルーロックMZ（9週）

• 1/299 P戦国乙女7H0YZ3（9週）

• 1/79 PAアズールレーン（9週）

• 1/199 P豊丸のとあるパチンコにしみけん参戦（12週）

• 1/319 e東京リベンジャーズGFEC（18週）

• L荒野のコトブキ飛行隊SS（3週）
  

総括 ― “短命機時代”に必要なのは「選別と育成」

11月時点で、市場の明暗はより明確になりました。
“瞬発型の新台”が増える一方で、
持続型の中堅機が再評価されるサイクルに入っています。

ホールが意識すべきは、
「何を動かすか」ではなく「何を残すか」。

とくに：

• Pエヴァ15／e東京喰種：年末〜次期への橋渡し機

• L東京喰種／Lモンキーターン：構造安定機

この“残す設計”こそ、短命化時代における構造ドリブン営業の核心です。

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